ルーマニアは、欧州の「欧州安全保障行動(Security Action for Europe:SAFE)」構想の枠組みで、エアバス・ヘリコプターズが製造する軍用H225Mヘリコプター12機を調達する契約を、フランス軍需総局(DGA)と締結した。この合意は、ルーマニアの防衛能力を強化し、IAR-330プーマのヘリコプター機体群を段階的に更新することを目的としている。
ルーマニアとエアバス・ヘリコプターズがSAFEを通じて締結する契約としては2件目となる。これに先立ち、ルーマニアは公共サービス任務向けにH160を7機、H145を5機発注している。
H225Mの12機は、通常作戦および特殊作戦に使用される。ルーマニア空軍は現在、アエロスパシアルのライセンスに基づきルーマニアで製造されたIAR-330プーマヘリコプターを運用している。ルーマニアはこれまでに、海軍仕様のH215Mヘリコプター2機も発注している。
この合意には、エアバスとルーマニア唯一のヘリコプターメーカーであるIARとの長期的パートナーシップを通じた産業面の要素も含まれる。エアバスは生産、整備、サービス、エンジニアリングの各事業を通じて、20年以上にわたりルーマニアで活動している。
H225Mは戦闘環境や危機の影響を受けた地域で使用されている。世界ではH225およびH225Mヘリコプター350機以上が運用され、飛行時間は累計100万時間を超えている。