AIエージェントは企業の生産性を高め、ビジネス上の意思決定を迅速化できる一方、その利用にはデータセキュリティ、責任の所在、人間の判断力の維持に関する明確なルールが必要となる。こうした結論は、10月8日にブカレストで開催されたイベント「Data Talks 2026」で示された。
会議の第5回となる今回は、「The Agentic Shift」をテーマに、60社以上から180人のビジネスリーダーと専門家が参加した。参加者は、反復作業の自動化、分析およびビジネスインテリジェンスチームの支援、より迅速で根拠に基づいた意思決定のためのデータ活用について議論した。
参加者を対象に実施された調査では、AIエージェントの主な利点として、チームの業務効率化が挙げられた。最大の懸念は、専門的な判断力の維持、情報の保護、自律型システムの意思決定に対する責任の明確化だった。雇用喪失のリスクは最下位となった。
議論は、Eurostatによると、2025年末時点でルーマニア企業のうち人工知能を利用していたのはわずか5.2%で、欧州平均の20%を下回っていた状況を背景に行われた。2022年創設のData Talksは、データ分析の専門家を対象とする地域コミュニティである。