英国の規制当局である財務報告評議会(FRC)が、2016年から2020年にかけてゴーアヘッド・グループ向けに実施された監査で多数の不備を確認したことを受け、デロイトは英国で605万ポンドの罰金を科された。調査では、同社の運輸部門の子会社2社が、3,000万ポンドを超える公的資金を正当な理由なく保持し、その後、政府に返還する代わりに利益として計上していたことが明らかになった。
FRCは、デロイトがゴーアヘッドの判断を十分に検証せず、明らかに問題のある慣行に異議を唱えなかったと指摘した。同当局は、この状況について、複数年にわたって続いた「極めて懸念すべき不備のパターン」と表現した。
調査は、鉄道サービス向け資金の運用をめぐるスキャンダルを受け、4年前に始まった。制裁金は当初1,100万ポンドに設定されていたが、デロイトの協力と不備の認定を踏まえて減額された。ゴーアヘッドには別途2,350万ポンドの罰金が科され、同社は2021年にサウスイースタンの鉄道サービス契約を失った。
デロイトは不備を認め、事態を遺憾に思うと表明した。一方、FRCは小売業者ジュールズの財務諸表監査に関する調査を、制裁なしで終了した。
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