DG AGRIが10月26日に更新したデータによると、2026年最初の8か月間において、EU内で報告された牛乳集荷量の減少幅が最も大きかったのはルーマニアでした。欧州全体では集荷量が3%増加し、バターと脱脂粉乳の生産量はそれぞれ7.7%、9%増加しました。
ルーマニアの加工業者が集荷した牛乳の量は、2026年1月から8月にかけて、前年同期比で11.6%減少しました。これは、10月26日に更新された欧州委員会のデータによれば、欧州連合(EU)で報告された最大の減少です。この動きは、EU全体で集荷量が3%増加し、欧州のバターおよび脱脂粉乳の生産量が増加したこととは対照的です。
要点
1.2026年1月から8月にかけて、ルーマニアの加工業者が集荷した牛乳は、2025年同期より11.6%少なくなりました。一方、EUの集荷量は3%増加しました。この指標は加工業者への納入量を示すものであり、酪農場の牛乳生産量全体を示すものではありません。
2.ルーマニアは報告された減少幅が最も大きく、エストニア(−11%)、ラトビア(−3%)が続きました。これに対し、集荷量はスロバキアで7.5%、オーストリアで6.6%、ドイツとスロベニアでそれぞれ6%増加しました。
3.EUの生産量は、脱脂粉乳で9%、バターで7.7%、発酵乳製品で5.1%、チーズで3.6%増加しました。飲用乳は1.1%、クリームは0.1%増加しました。
4.生産量は、濃縮乳で3.7%、欧州乳市場観測所が全脂粉乳として示すカテゴリーで4.4%減少しました。8月のEUにおける牛乳集荷量は、2025年8月の水準を0.6%上回りました。
5.2026年通年について、欧州委員会は牛乳生産量が1.8%、チーズ輸出が3%増加する一方、全脂粉乳の生産量は3.1%減少すると予測しています。これらは予測値であり、最初の8か月に記録された実績とは異なります。
欧州委員会の農業・農村開発総局(DG AGRI)のデータによると、ルーマニアはEU全体の集荷量の変化率を14.6ポイント下回っています。この差は変化率同士を比較したものであり、失われた、または廃棄された牛乳の量を示すものではありません。
集荷量とは、加工施設が受け入れた牛乳の量を測定するものです。この指標の減少を、酪農場の生産量全体の同じ規模の減少に自動的に置き換えることはできません。酪農場の生産量には、他の経路で使用または販売された牛乳も含まれるためです。また、公表された統計系列からは、ルーマニアでの減少の原因や、それが生産者に支払われる価格または消費者価格に及ぼす影響も明らかになっていません。
同じ期間に、エストニアでは11%、ラトビアでは3%の減少が記録されました。スロバキアは7.5%増で、報告された伸びが最も大きく、オーストリアが6.6%で続きました。ドイツとスロベニアはいずれも6%増加しました。DG AGRIの比較地図には、機密保持上の理由からルクセンブルクは含まれていません。
欧州全体の増加は、他の主要生産国にも支えられました。集荷量はオランダで4%、イタリアで3.8%、ポーランドで2.7%、フランスで1.9%増加しました。更新の対象となった最後の月である8月には、EUの集荷量は2025年8月の水準を0.6%上回りました。これは、最初の8か月の累計増加率3%よりも低い伸びです。
EU全体で集荷された牛乳の増加は、欧州委員会が追跡する乳製品の大半のカテゴリーにおける生産量の増加と一致しました。最も大きな伸びは、脱脂粉乳の9%とバターの7.7%でした。発酵乳製品は5.1%、チーズは3.6%増加しました。
飲用乳の増加は1.1%、クリームは0.1%と、より小幅でした。一方、濃縮乳の生産量は3.7%減少し、ニュースレターで全脂粉乳と呼ばれるカテゴリーは4.4%減少しました。詳細グラフでは、この最後の集計カテゴリーに、粉末クリームと部分脱脂粉乳も含まれています。
これらすべての生産量の変化は、2026年1月から8月と2025年同期を比較したものです。これらは製造された数量を示すものであり、消費や店頭価格の直接的な変化を示すものではありません。輸出入や在庫の変動により、生産と消費が異なる軌道をたどる可能性があります。
欧州委員会の秋季農業見通しは、通年について別の枠組みを示しています。同機関は、暑さ、干ばつ、飼料と水をめぐる圧力が酪農場の活動に影響を及ぼす可能性があり、生産コストが利益率を圧迫する状況の中で、EUの牛乳生産量は2026年に1.8%増加すると予測しています。
欧州委員会はまた、欧州のチーズ輸出が約3%増加する一方、全脂粉乳の生産量は年間全体で3.1%減少すると見込んでいます。これらの予測は最初の8か月の実績に取って代わるものではなく、ルーマニアの集荷量減少の説明として用いることもできません。
この10月の更新は、明確な乖離を示しています。EUの加工業者向け牛乳供給は全体として増加した一方、ルーマニアでは大幅な後退が記録されました。データは動向の違いを裏付けていますが、その原因を単一の要因に帰することはできません。
最新ニュース
22:58
22:44
22:41
22:21
22:08
さらにニュースを見る