ブリュッセル、2025年11月17日 - 欧州議会の公式代表団が、ENVI委員会の議長リディア・ペレイラ(PPE、PT)と副議長モハメド・チャヒム(S&D、NL)の指導の下、ブラジルのベレンに到着し、国連気候変動会議(COP30)の最終段階に参加します。代表団は、10月に採択された欧州議会の立場を支持し、1.5℃の目標を維持するための迅速な行動を求め、化石燃料の段階的廃止のための明確なスケジュールを設定することを要求します。
代表団は、11月17日から21日までベレンに滞在し、他国の大臣や議員、市民社会の代表、国際機関のリーダーと会談を行います。
代表団の議長リディア・ペレイラは、サミットを「私たち全員にとっての真実の瞬間」と表現しました。彼女は、ヨーロッパが野心と勇気を持ってリードし、「成長と脱炭素化が手を携えて進むことができる」ことを示す必要があると強調しました。ペレイラは、2035年までの目標の採択から化石燃料の段階的廃止に至るまで、ヨーロッパのグローバルリーダーシップを強化するための「実践的な措置」を求めました。
副議長モハメド・チャヒムはさらに直接的で、COP30がパリ協定から10年を迎えることを指摘し、「実際の行動を求めている、言葉だけではない」と述べました。彼は、目標が相互に関連しており、1.5℃の目標を維持するためには「交渉の余地がない」と強調しました。彼は、「汚染者負担の原則」に基づく新しい野心的な気候資金目標(NCQG)の確定、適応に関するグローバル目標(GGA)の完全な運用化、そして最も重要なこととして、すべての化石燃料の段階的廃止に関する明確で具体的な合意を求めました。また、チャヒムは、ホスト国ブラジルへの敬意を表して自然の優先順位を付け、森林伐採を止めることを強調しました。
欧州議会の代表団と気候担当コミッショナーのウォプケ・ホークストラとの共同記者会見は、11月19日水曜日に予定されています。議会はまた、2030年以降のEUの気候政策に関するイベントと、集団的な気候野心の向上に関するイベントの2つのサイドイベントを開催します。