フランスの公的債務危機により国債利回りが急上昇していることが、イタリアの財政をめぐる懸念を強めていると、CNBCが伝えたゴールドマン・サックスのアナリストが警告している。
財政赤字の拡大が同国の財政にさらなる圧力をかける中、イタリアは2028年までに、欧州諸国の中で国内総生産(GDP)比の公的債務水準が最も高くなるリスクがある。
フランス国債の利回りの動向により、高水準の債務と高い資金調達コストを抱える国々の脆弱性が改めて注目されている。債券市場で金利が上昇すれば、政府の債務返済費用が増加し、投資や経済対策に充てられる余地が狭まる可能性がある。
ゴールドマン・サックスの警告は、欧州諸国が財政赤字を削減し、債務を抑制できるかを投資家が注視している時期に出された。イタリアにとっては、財政赤字の拡大と借入コストの上昇が重なることで、今後数年間の債務蓄積が加速する可能性がある。