イタリア政府は2026年10月28日、家族、出生率、仕事と家庭生活の両立を支援する措置を盛り込んだ2027年度予算法案を承認した。約260億ユーロ規模の法案は今後、議会で審議・採決されるため、内容が変更される可能性がある。
主な新制度の一つは、2027年以降に生まれる子ども一人ひとりを対象とする年金基金の創設だ。国はINPSが管理する口座に、子どもが18歳になるまで毎年100ユーロを拠出する予定で、公的拠出額は合計1,800ユーロとなる。これに家族が任意で拠出することも可能とされている。資金は教育費に充てるか、補完年金に転換できる可能性がある。
予算案は、給与の80%が支給される育児休暇の延長も提案している。第1子は4か月、第2子は5か月、第3子以降は6か月となる。休暇は子どもが6歳になるまでの間に取得する必要がある。
自営業の親には、子どもの保育サービスに利用できる最大1,500ユーロのバウチャーが支給される可能性がある。年金については、64歳での早期退職が検討されているものの、条件はまだ決まっていない。この措置により、年金額は拠出実績のみに基づいて再計算され、減額される可能性がある。