フンデニ臨床研究所の医療チームは9月30日、肝臓の一部をロボット手術で摘出する、ルーマニア初の生体肝移植を実施した。手術は医師のブラド・ブラショベアヌ氏が指揮し、ドナー、患者ともに術後の経過は良好だという。
53歳のドナー女性は、50歳の夫に肝臓の右葉を提供した。患者は、C型肝炎ウイルス感染に伴う肝硬変を背景に発症した肝細胞がんを患っていた。
ロボットによる摘出は医師のイリアン・モシュテアヌ氏が担当し、移植片の移植はブラド・ブラショベアヌ教授が、肝動脈の吻合は医師のドラゴシュ・ザムフィレスク氏がマイクロサージャリーで行った。この技術により、拡大された三次元画像と関節機能を備えた器具を使用でき、正確な剥離が可能になるほか、ドナーの手術侵襲を軽減できる。
生体肝移植が可能なのは、肝臓に再生能力があるためだ。フンデニの肝移植プログラムはイリネル・ポペスク教授によって創設された。同教授は1997年にルーマニア初の肝移植、2000年に初の成功例、同じく2000年に初の生体肝移植を指揮した。同センターの肝移植件数は1,000件を超えている。
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