ロシアの主要海中研究総局(GUGI)は、スバールバル諸島付近で、海底ケーブルを破壊できる技術の設置を想定した秘密裏の演習を実施した。ロイター通信が報じた。作戦によって既存のインフラに被害は生じなかったが、西側当局は、NATOとの公然たる紛争に備えた可能性があると解釈した。
演習は、スバールバル諸島とノルウェー本土を結ぶ2本の光ファイバーケーブル付近で行われた。最大2,700メートルの深さに敷設されたこのインフラは、NASAのネットワークの一部である衛星観測所スヴァールバル衛星局(SvalSat)から大量のデータを伝送している。
英国とノルウェーは4月、北極海域でロシアが秘密裏に実施した作戦を確認したと発表し、モスクワに対して新たな技術の存在を把握していると伝えた。ノルウェーのトーレ・サンドビク国防相は、重要インフラへの攻撃には結果が伴うと警告した。
この事件は、特に2022年のノルドストリーム・パイプライン破壊工作やバルト海での一連の事件を受け、通信・エネルギー用海底ケーブルの脆弱性を改めて浮き彫りにした。バルティック・セントリーやノルディック・ウォーデンなどの作戦によりリスクは低下したが、アナリストは、モスクワがNATO第5条の限界を試す可能性があると警告している。
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