13 12月 22:05
エコノミスト誌|ルーマニアはなぜ親ロシア派の大統領候補を追放したのか?
Adrian Rusu
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彼は、ペプシの缶にナノボットがこっそり入れられていると思っている。コビッドは存在せず、月面着陸は捏造されている。サタンと大天使ミカエルの間で世界的な政治闘争が起こっていると考えている。
12月8日、チャリン・ゲオルゲスクがルーマニア大統領に選出される可能性があった。しかしその2日前、同国の憲法裁判所は選挙を取り消し、一からやり直すよう命じた。
第1回選挙の前、チャリン・ゲオルゲスク氏の支持率は5%程度だった。
ゲオルゲスク氏はどのようにして2週間で首位に立ったのだろうか。
11月28日、ルーマニアの情報機関は、違法な選挙資金調達、ソーシャルネットワークの違法利用、国内のインターネットインフラに対する「ロシアのハイブリッド行動」の証拠を提示した。同裁判所は、有権者が「誤った情報」を得たこと、またゲオルゲスク氏が「ソーシャルメディア・プラットフォームTik Tokのアルゴリズムの悪用」から違法に利益を得たことから、選挙を取り消すと発表した。
同氏の選挙運動用資料は正しく表示されておらず、有権者の意思は「歪曲」されていた。