NASAは月面で、2024年4月から5月の間に起きた衝突によって形成され、当初は見過ごされていた巨大なクレーターを特定した。マクゲッチンと名付けられたこのクレーターは、直径約222メートル、深さ最大43メートルに及ぶ。
研究者によると、これは太陽系でこれまでに発見された、最近形成されたクレーターとしては最大のものだという。衝突を引き起こしたのは彗星または小惑星とみられ、この規模の事象は推定で約132年に一度発生する。
このクレーターは、月面を分析していた米国人研究者ロバート・ワグナーによって、ほぼ偶然に発見された。ワグナー氏は、2009年から月周回軌道にあるNASA探査機の搭載機器、ルナー・リコネサンス・オービター・カメラ(LROC)から送られたデータを調べていた。月面の地図上で、研究者は暗いハローに囲まれた、異常に大きな明るい斑点に気づいた。
マクゲッチンは、これまで最近形成された月のクレーターとして記録を保持していたものの3倍の大きさで、ローマのコロッセオを上回る規模を持つ。この発見は宇宙衝突に関する重要な情報をもたらすもので、NASAが月面に宇宙飛行士の基地を建設する計画を進める中で明らかになった。
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