11 11月 20:46
国際
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欧州連合司法裁判所(CJUE)は、欧州連合が加盟国の賃金設定に直接介入する権限を持たないと定め、最低賃金に関する義務的基準の要求を却下しました。この決定は、デンマークからの異議申し立ての文脈で出され、デンマークはEUにおける適切な最低賃金に関する指令が権限の分離の原則に違反していると主張しました。
CJUEは指令の大部分の有効性を確認しましたが、最低賃金の設定と更新の基準を課す2つの条項を無効とし、これらが国家の権限に対する許可されない干渉であると見なしました。裁判所は、EUが加盟国の労働条件に関する行動を支援することはできるが、賃金に関する具体的な規則を強制することはできないと強調しました。この決定は、加盟国が内部の賃金政策を設定する際の自律性を再確認するものです。