欧州議会のロベルタ・メツォラ議長は木曜日、秋の欧州理事会に集まったEU首脳に対し、競争力、安全保障、EU拡大の分野における欧州の目標に見合う、2028年から2034年を対象とする複数年予算を支持するよう求めた。
メツォラ氏は、EU理事会のアイルランド議長国が改訂した提案について、従来の政策と新たな優先課題の均衡を損なう恐れがあると警告した。アイルランドは、欧州委員会の当初案と比べて1,400億ユーロの削減を提案しており、特に競争力向け資金と開発援助が対象となっている。
欧州議会議長は、新たな独自財源を導入すれば、各国の予算にさらなる圧力をかけることなく欧州の優先課題に資金を充てられ、合意形成を促進できると主張した。欧州議会はこれまで、2025年7月の欧州委員会案に比べて約10%増額するよう求め、デジタルサービス、オンライン賭博、炭素、暗号資産の利益に対する課税を提案していた。
メツォラ氏はウクライナへの支持を改めて表明し、ウクライナおよびモルドバとの新たな交渉クラスターの開始を歓迎するとともに、カナダおよび英国との協力強化を訴えた。中国との関係では、不公正な経済慣行に対抗するため、貿易措置を活用すべきだと主張した。予算の採択には、欧州議会の絶対過半数による承認が必要となる。
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