欧州委員会のエネルギー担当委員ダン・ヨルゲンセン氏は、ガスと電力の消費削減策を継続するよう欧州連合(EU)各国政府に要請した。備蓄水準は「例外的に低く」、さらなる価格上昇のリスクもある。
Euronewsが確認した書簡によると、EUのガス貯蔵施設の充填率は約70%で、前年同期を約12ポイント下回っている。中東情勢の緊張や、液化天然ガス(LNG)の輸送をめぐるアジアとの競争が状況を悪化させている。
指標価格であるTTFは1MWh当たり約72ユーロで、2月28日に米国とイスラエルがイランを爆撃する前の水準を40ユーロ上回っている。アナリストは、冬の需要ピーク時に価格が1MWh当たり100ユーロを超える可能性があると警告している。
ヨルゲンセン氏は、ピーク時間帯の消費削減、公共施設の温度設定の抑制、不要な照明の消灯を推奨している。措置は自主的なものとなる見通しだが、各国の緊急計画には、一部契約の打ち切りや発電所の別燃料への切り替えなど、より厳しい選択肢が含まれている。同委員はまた、ガスの急速かつ高コストな調達を避けるため、貯蔵施設の充填目標を90%ではなく80%とすることも支持している。
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