背景:ECBの後継をめぐる議論と、WEFへの移籍の可能性を前にしたラガルド氏の立ち位置
ここ数カ月、ECB首脳部の変化を背景に、クリスティーヌ・ラガルド氏の退任をめぐる憶測が強まっている。イザベル・シュナーベル氏は、2027年1月4日に退任し、IMFに加わると発表したほか、ECB首脳部の重要メンバー2人も、その後、執行理事会を離れると見込まれている。これと並行して、ECBでは候補者となり得る人物についての議論が浮上し、その中にはクラース・クノット氏やパブロ・エルナンデス・デ・コス氏が含まれている。また、フランスとドイツは主要ポストに対する影響力を維持しようとしてきた。
金融面では、欧州議会議員を前に、ラグラデ氏は、ECBがエネルギー危機から生じた課題に対して「測定された」対応を目指していると主張し、エネルギー価格の上昇が自動的に利上げにつながるわけではなく、同行はデータに基づき、会合ごとに判断すると説明した。
背景として、ラガルド氏が世界経済フォーラムのトップに就く可能性も浮上している。ロイター通信は、決定が11月に下される可能性があり、ECBを離れる時期に影響を及ぼす可能性があると報じた。