トランスエレクトリカのデータによると、ルーマニアの電力貯蔵設備は10月1日時点で、設備容量1,162MW、貯蔵容量2,312MWhに達した。現在、55基の貯蔵ユニットが稼働しており、蓄電池の急速な整備は、国家電力システムの需給調整に貢献する可能性がある。
6月末時点でルーマニアは878MW、1,630MWhだったため、容量は大幅に増加した。前年3月にはわずか137.2MW、269MWhだったことから、現在の容量は約8.4倍となる。ルーマニアは最近、設備容量1,000MW、貯蔵容量2,000MWhの両方の節目を超えた。
蓄電池は、発電が余剰となる時期や消費が少ない時間帯に充電し、システムの調整が必要になった際に電力を供給する。トランスエレクトリカは、年末までに貯蔵設備へ約1,000MWが追加接続されると見込んでいた。
しかし、スマート・エネルギー協会のドゥミトル・キサリツァ会長は、投資は慎重に実施する必要があると警告している。貯蔵はエネルギーを生産するのではなく、損失とコストを伴いながら時間を移すものだ。蓄電池が過剰に建設されたり、不適切な場所に設置されたり、採算の取れない投資が消費者の負担する料金や支援制度を通じて回収されたりすれば、負担となる可能性がある。
ルーマニアは、9月時点で蓄電池容量が約5.7GWに達していたブルガリアに後れを取っている。欧州全体では、大規模貯蔵の容量は2025年に64GWに達したが、2030年の目標である200GWを下回っている。
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